「物流あれこれ」では、ドライバーの仕事や資格、あまり見ることのないトラックの内部や運送業界の用語などをコメントを交えて紹介しています。
「ドライバーの一日」積込、配送、洗車など
■積込作業（巻取−縦積み積込作業）
【1】工場入門
正門前で一旦停止し、工場内では徐行します。
【2】積込み作業場所に停車したら、積込作業中に車両が動いたりすることのないようタイヤに歯止め（∗1）をします。
【3】シャーシ（∗2）のアオリ（∗3）を開放し、荷台に下敷きシートを敷きます。
【4】製品に添付されている出荷単票を回収します。
【5】製品を積込みます。
【6】積込みが完了したら、出荷単票をリフトマン（∗4）に渡します。
【7】シート掛け作業を行います。
作業中は転落防止安全帯（∗5）を装着します。
シートは3枚掛けています。
【8】積込・持込報告書を記入し、送り状を受け取ります。
【9】送り状を車両に装備された送り状入れに投函し工場を出発します。
このときも正門前で一旦停止し安全確認を行います。
■洗車風景（洗車は会社に戻ったときに行います。）
写真のように洗車では高圧洗浄機を使用することが多いです。
【写真】ドライバー：樋富（物流一課）
トレーラー（ミッション車）を運転。
朝はラジオ番組をよく聞きます。
【写真】ドライバー：原西（物流二課）
大型を運転。夏場は暑いので洗車は夕方に限る！
関連用語
- ∗1 歯止め
- 自走事故防止のためタイヤの前後に入れる。輪止めともいう。 停車中は必ず入れるが、牽引の場合は牽引（駆動）車部分とトレーラー（シャーシ）の両方に入れる。
- ∗2 シャーシ
- 荷台、荷を載せる部分
- ∗3 アオリ
- シャーシの周りを囲む板のこと
- ∗4 リフトマン
- リフトを操作している人のこと。
- ∗5 転落防止安全帯
- 形としてはベルトに命綱がついたもの。上に親綱が張ってあり、腰につけた安全帯の命綱をフックで親綱につないで使用する。
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